「加入のとき、出資金ってなんで払わないといけないの?」
「パルシステムから戻ってくるお金があるって聞いたけど?」
「銀行貯金よりお得な積み立てができるの?」
そう疑問に思っているあなたに向けて、パルシステムを6年以上愛用しているパンピコママ(筆者)が「出資金」についてとことん深堀り解説していきます。
この記事を読めば
◆出資金の基礎知識
◆出資金の増資・減資(一部払い戻し)
◆利用割戻し
◆お得な活用術
◆全額返還
全てがわかります。
きっと読み終えた頃には、増える出資金を何に使おうかなと想像して、ワクワクできること間違いなしですよ!
ぜひパルシステムの仕組みを最大限に利用して、さらなる豊かなくらしを実現させてください。
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早速一緒に勉強していきましょう!
パスシステム出資金の基礎知識
パルシステム加入時に必ず支払わなければいけない「出資金」は「増資」「減資」ができます。
まずは基本となる「出資金」について理解を深めていきましょう!
出資金とは?みんなで運営・利用するための資金
生協の共同所有者に。
みんなが組合員になり、
資金を持ち寄って利用・運営していることから、
組合員みなさんに出資をお願いしています。
<地域別出資金の金額>
◆パルシステムを脱退(退会)する際、積み立て増資分も含めて全額返還されます。
出資金が必要な理由と役割り
生協は、組合員一人ひとりが出し合った出資金で、商品の調達や設備・資材の購入などの運営をし、利用することで成り立っています。
今の出資金の残高状況を確認してみる
<インターネットサービスの場合>
メニュー>出資金より、確認できます。
※更新は月1回。
<注文用紙の場合>
お届け情報で、確認できます。
※月1回の請求書発行時に掲載(以下イメージの赤枠部分)
ここまでで「出資金」についての基礎知識は身についたと思いますので、ここからは出資金の「増資」を一緒に勉強していきましょう!
パルシステム出資金の増資
ここでは出資金の「増資」にスポットを当てて解説していきます。
「増資って何?」から、気をつけたい注意点まで丁寧に解説しますので、理解を深めていきましょう。
増資とは?生協への出資を増額すること
生協への出資を増額する「増資」は任意です。
金額も100円単位で増減でき、また「増資しない」も選択できます。
しかし自分たちの組合員組織、生協の経営基盤を堅実なものにするために生協は増資をお願いしています。
増資方法・手順
◆インターネット注文サイト
◆『パルシステムアプリ』
◆『WEBカタログ』
◆『タベソダ』アプリ から変更できます。
買い物カゴ>注文へ進む>確認画面の「増資」欄にある「変更」より変更可能
※申込の入力を終えたら、「変更する」を押し、必ず「注文を送信する」を押してください。
注文用紙での増資方法
<増資の単位>
100円単位での増資は、同じ数字を2週連続で記入すると、3週目以降は自動でその数字での増資となります。
(例 2週連続で5を記入…毎週500円の増資)
1,000円単位での増資は、1週のみ反映されます。
いずれの枠も、1~9(1桁)まで記入ができます。
増資の上限は地域によって違いますが基本的に100万円以内
<例)パルシステム埼玉の場合>
組合の定款に、『出資金の上限は1000口迄(100万円以内)』と定められています。
毎週届く「お届け情報(請求明細)」の「出資金残高」を確認しながら、出資口数1000口を超えないようにしてください。
出資金の上限金額を超えた組合員に対し、「出資口数1000口以内」にしてもらうように、手紙による「減資のご案内」が送られてきます。
※地域によって大きく変わります。
詳細については、所属生協の問い合わせ窓口まで連絡してください。
>>パルシステムお問い合わせ
>>生活協同組合パルシステム埼玉より参照
増資のメリットは配当額が増えること
下記で解説しますが、出資額に比例して出資配当金額も大きくなります。
出資配当金
生活協同組合パルシステム神奈川「2022 年度出資配当金について」より引用
2022年度の出資配当率は0.1%となります。
出資配当金例)出資配当率0.1%の場合
◆1年(52週)×200円=10,400円の増資
=11,400円→約10円の配当
配当金は出資金に振替に。
退会時には現金としてもらえます。
加入時に支払った出資金額のままだと「出資金配当金」はつきません!
あくまでも増資した金額に対しての配当金です。
出資金が増えてる!配当とは?
年1回の還元(配当)があります。
(※ただし運営状況により、剰余が出ても還元がない場合もあります)
1年間の事業運営で「剰余(利益)」が出た場合、その一部を「組合員の出資額に応じて」還元しています。
パルシステムの「出資配当率」は年度や地域によっても違いますが、0.1~0.2%です。
対象となる組合員には例年7月中に「お届け情報」にてお知らせします。
お休みしている組合員には、下画像のようなお知らせ葉書が送られてきます。
※所属の生協により、文言やデザインは異なります。
増資のデメリットは返還されない可能性があること
パルシステムが万が一、経営破綻してしまった場合は出資金(増資金含む)が返還されない可能性があります。
消費生活協同組合の設立認可事務は、組合の主たる事務所の所在地を管轄する都道府県が行っています。
厚生労働省:消費生活協同組合(生協)より引用
ただし地域又は職域が、地方厚生局の管轄区域を超える組合については厚生労働省が所管しています。
生協は都道府県、厚生労働省が管轄していますので、急に経営破綻になる可能性は低いと考えられますが、リスクはあると知っておいてください。
増資の注意点
増資は任意ですが、生協は組合員の出資金で成り立っていることや、多くの方から増資の申し込みがあることから、あらかじめ増資する設定になっています!
増資を希望しない場合は
買い物カゴ>注文へ進む>確認画面の「増資」欄にある「変更」より変更
※申込の入力を終えたら、「変更する」を押して、必ず「注文を送信する」を押してください。
ここまでで出資金の「増資」が理解できたと思いますので、ここからは逆の「減資」について解説します!
パルシステム出資金の減資
ここでは「減資とは?」から「減資の方法」、「減資のメリット・デメリット」まで一気に解説していきます。
さらに知識を深めましょう!
減資とは「出資金の一部を払い戻すこと」
積み立てている出資金の一部を払い戻すことを「減資」といいます。
減資申請ができる時期や方法が地域によって大きく異なります。
減資(一部払い戻し)方法
出資金は生協の事業資金として使われているため、年に引き出せる期間が決まっています。
<減資申請について>
パルシステム山梨・長野の例)
◆減資実施時期は、毎事業年度9月末、3月末の年2回。
◆申込期間は、実施時期の90日前までとし、以下の期間です。
・9月末の減資実施:1月1日から6月30日
・3月末の減資実施:7月1日から12月31日
◆減資の条件は、申し込み締切時点で減資実施後の出資金残高が3万円以上になる範囲内とし、減資額は10口(1,000円)単位。
詳細については、所属生協の問い合わせ窓口まで連絡してください。
>>パルシステムお問い合わせ
減資のメリット・デメリット
減資のメリットとデメリットは下記の通りです。
減資のメリット | 減資のデメリット |
---|---|
手元に現金が戻る | 配当金額が減る |
パルシステムは「利用割戻し」がある
ここからは一番気になる「利用割戻し」について解説していきます。
「利用割戻し」とは?剰余利益の還元
1年間の事業運営で出た剰余(利益)を、「組合員の利用高に応じて」年に1回還元されるもの。
※ただし運営状況により、剰余が出ても還元がない場合もあり。
当該年度の割戻しは、6月の請求金額(パルシステム利用代金)との相殺(値引き)による還元となります。
「利用割戻し」お知らせ方法
対象となる組合員には例年7月中に「お届け情報」にてお知らせ。
利用を休んでいる組合員には、下記のような「配当」と「利用割戻」が一緒になったお知らせ葉書が送られます。
※所属生協により、デザインや文言は異なります
2023年パルシステム東京の利用割戻し例
利用割戻の利率も地域によって大きく異なります。
だいたい0.3~0.7%になることが多いようです。
2023年のパルシステム東京の場合を見てみましょう。
2023年6月13日に開催された第31回通常総代会にて、利用割戻が0.50%に決まりましたのでお知らせいたします。
割戻金は割戻金総額から10円未満を切り捨てた金額で2023年6月のご利用代金に振り替えさせていただきますのでご了承下さい。尚、割戻金には消費税額を含みます。
パルシステム東京:利用割戻についてより引用
2022年4月1日~2023年3月31日までの
1年間の利用金額が60万円だったとすると
利用代金5万円/月×12ヵ月
=年間60万円×0.5%
=3,000円の還元
少しでも還元があるって嬉しいですよね!お小遣いがもらえたようで、得した気分になります。
毎月いくら増資する?
パルシステム貯金でへそくり
「投資は怖くてできないし…かといって銀行に預けていても金利がかなり低くて期待できないなぁ…」と思っているあなたに朗報です!
パルシステムの「増資(積み立て)」制度を利用してへそくりを作ってみませんか?
◆大手の銀行のおおよそ100~200倍の利率!
◆リスクが大きく、しっかりとした知識も必要な投資よりも断然始めやすい!
◆積み立て金額を入力するだけと設定もかんたん!
増資積み立て例)
1年(52週)×1,000円=52,000円の積み立て増資
52,000円×出資配当率0.1%の場合
=52円の配当
まずは1年間、無理のない金額から始めてみるのがおすすめですよ!
パルシステム出資金の退会(解約)時の対応
出資金を全額おろすには「退会」となります。
ここでは出資金・増資の返還について解説します。
パルシステム退会(解約)について別記事でくわしく解説しています↓
出資金・増資は退会時に全額返還される
パルシステムの破綻がない限り、出資金・増資は全額返還となります。
返還(退会)の流れ
出資金を全額おろす(退会・出資金返還申請方法)
出資金・増資の全額返還には「脱退申込書」の提出(返送)が必要です。
まずはパルシステムへ「脱退」を連絡します。
その後パルシステムから「脱退申込書」が郵送されてきます。
「脱退申込書」をパルシステムに返送し、受理された後、約2ヵ月で出資金・増資の返還となります。
まとめ:出資金の仕組みを理解できれば賢く利用できる
今回は「出資金」ついて解説してきました。
ここでおさらいしましょう!
◆出資金とはパルシステムの運営資金
◆増資・減資も可能だが「しない」こともできる
◆増資していると年に1回の配当がある
(配当でパルシステム貯金)
◆出資金・増資を全額おろすには「脱退」となる
コツコツ貯めた「へそくり」で何をしようかなぁと考えると「増資積み立て」を利用したパルシステム貯金が楽しいものになりますよ!
パルシステムのお得な仕組みである、配当や利用割戻しを有効活用して、さらにワクワクなパルシステムライフを送ってくださいね!
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解約もスマホでかんたん!
パルシステムのクーポンの使い方を別記事で解説しています↓
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てたら嬉しいです。